|
|
華厳山をたのしむ (春を楽しむ) |
|||
車を経ヶ岳登山口に止めて歩き始めると、100mも歩かないうちに背中や腹部に差し込む痛みがあった。やはりまだ無理かと思った。すると目の前に白いえん堤が現れた。-1- |
えん堤の間は何とか通れそうだった。右に迂回するルートを通らず沢を歩いた。1年ぶりのこのルートだが様変わりにビックリ、古いえん堤はその上流に残っていた。-2- |
古いえん堤の周辺には桜が何本かあり、ハラハラと花びらが舞っていた。そんなのを見ているうちに痛みは全く感じなくなっていた。げんきんなものである。-3- |
|||
もう何度も登っている山だが、これと言った目印が無いので、林道までの中間にあるベンチがあとどのくらい歩くのか距離の目安が立たない。歩く速度が遅く、時間の尺度を今日は使えない。そのベンチには花びらが敷きつめられて、この周辺の桜もピークは過ぎていた。向かいの山に1本だけ満開の桜があった。今日は経ヶ岳の桜と、華厳山のアブラチャンを眺めたかった。遅いのは分かっていたが黄色いアブラチャンの林は特に見てみたかった。-4- |
暫く休んでからまた歩き始めると、経ヶ岳に進む階段にタチツボスミレが沢山咲いていた。 経ヶ岳の頂上直下で左に曲がり、アブラチャンの林がある華厳岳に向った。-5- |
華厳に向う尾根の鞍部、いよいよ最後の登りだ。登りきった頂上は芽吹き始めたアブラチャンの葉が青々として、花は既に終っていた。 |