笑える釣行 |
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(ぎっくり腰) (表現)
(記録)
(リリース)
その5 (カミナリ)
その6 (大島釣りガイド)
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ビックサイズを釣り上げた事も記念すべき思い出だが、 仲間と集まって釣行すると、仲間の数だけ楽しみやアクシデントが多くなり、後々に集まったとき、その話しで場が盛り上がる。 ぎっくり腰 一人が付けエサを付けたまま仕掛けを投入し、竿を置いて居眠りを始めた。 すると足で押さえていた筈の竿が海に吸い込まれて行きます。大きなお魚が引っ張って竿ごと海にもぐるのに、そう時間はかかりませんでした。仲間の声で目覚めた時に 、もう手は届きません。なくなく予備の竿を出して釣りを始めます。
しかし、釣り馬鹿です。3人はまた崖を下りて釣りを始めました。
釣り師が使う大げさな表現は明らかに嘘と分かるので聞いていても楽しい。 @二グループに分かれて釣っている時、片方から携帯電話をしてきて『いやー、もうこっちは釣れて釣れてスカリに入らないよ』と、 すると片方も『良かったね。こっちも魚形が濃くてね。竿で叩くほど魚がいるよ。いやーお互いまいったね。』 A翌日、釣友に釣果を聞かれた時、一般的には釣果があれば事実(メジナの30cmオーバー○枚)を話すが、釣れ無かったときの表現が楽しい。 1)『凄かったよ。もう、ばくちょう(実は釣れなくて爆笑)だったよ。』 2)『昨日はでかいのが釣れてね。(両手を広げて)こんな-のがきたよ。』(親指はと人差し指の間隔は10cm) 3)大荒れで釣りがまともに出来ないのにいつもの量のコマセを作った釣友に『そんなに作ってどうするの?』返事『次回来る時まで大きくなってもらうように沢山コマセるんだ。』 4)メジナの過去最大が39cmの釣友はそれを魚拓に取って額縁に入れている。ある時それを入れている額縁の大きさが50cmだから心配だと言った。それ以上の物が釣れたら如何しようかが悩みの種だったようだ。額縁に入るだけ入れてあとは外に貼り付ければ良いと教えてあげたが、未だに39cmのままである。 最近の話題で、諸葛孔明ではないが3度捕まえ3度開放する事態を目の当たりにした。それは先日のカドカケでの出来事だった。 先輩は早くから出かけ、日の出まえには陣取りを終えた。第一投目はエサを取られてしまった。そして第ニ投目、まるで根がかりのようにイトは張り、竿が大きく曲がった。 カドカケに遅れて向かった私の携帯に『自己最高の45cmをゲットした』と連絡があった。 そして私が着いた10時過ぎに、先輩はギャングハリを付けて沖の魚を掛けようとしていた。その日は波が荒く、スカリの上が開いてしまい入れた魚がぷかぷかと浮いていた。 30分以上1時間近くその魚を掛けようと遠投していた先輩に、潮が味方をしてくれて一旦は沖にながれたもののワンドに潮が入りこんできた。なんとかギャグハリが引っかかり根際に寄せる事ができた。一緒に来ていた後輩がタモ入れをしたがタモが柄にキチンとセットされていなかった。タモと一緒にまた流れてしまった。 しかし、今度は直ぐに掛ける事ができて私のタモで無事にゲットできた。見るとやはり45cmのグレは大きかった。この1時間近い先輩の格闘がやっと報われた。 グレも記録だが掛けるまでの時間、リリース回数も記録であった。 烏帽子で行われたがまかつの大会だった。当日の釣果は全体に悪く、メバルを釣り上げた人が10位以内に入る状況だった。 そんな中で開始早々に細ハリスが効を奏して本命のメジナ28cm程度のを釣り上げた。当時はバッカンにアミ蓋のあるものを使っていたのでいつもの様にその中に入れて活かして置いた。 2時間やっていると酸欠になり、少し元気の無くなったメジナが可愛そうになり少し穏やかな湾内にバケツごと漬けておく事にした。 海水が入り重たかったので勢い良く海に投げ込んだ。悲劇はその時に起きた。 バケツとロープの接続金具がベロを出してバケツだけが勝手に海に沈んで行く。急いでタモを取りに行ったが既に海底に漂っている。 メジナも元気を取戻しバケツの中ではしゃいでいる。こらこら大会が終ったらリリースしてやるのにと叫んでも聞こえない。タモもギリギリ届かない。 天を仰いだ。俺は何をやってもついていない。 結局、表彰式は前記の釣果でリリースしたメジナがあれば3位に入賞できた筈だった。 |