三宅島

名磯 三本嶽


ニッパナ?

 

イガヤ防波堤ポイント図

次に

今は三宅島への釣行等できないが、以前行ったことのある人の為にこのページを作りました。三宅を思い出していただければ幸いです。

本記事は噴火直前の2000年5月13、14日の釣行をメールで友人に送ったものです

木曜日の夜に船にのって憧れだった三宅島に釣行に出かけた。
仲間は、会社の先輩のAさんで、磯でもサッサと歩きとても私の7歳上とは思えない、体力のある人だ。この人は昔三宅に良く通よっていたらしい。

もう一人は10歳下で体力ありありの Iさんで三人分のアルコールをクーラーに入れて磯に運び不満等一言もない、空手の達人である(会社の社内誌にも何回か載ったことがある)。

帰りの船ではこの3人で延々と話が盛り上がり14時の乗船から延々と18時過ぎまで釣り談義が続き、二泊三日の旅行を楽しむことが出来た。


又、三宅島は温泉があり今回町営の温泉に入浴した。これは塩分濃度が高くお湯の色は赤く、飲むとしょっぱかった。重い荷物を持った肩も竿を振って疲れた腕もこの湯で一発でなおった。

さて、心配していた台風による影響もそれ程でないようなのと、今回逃すとまた数ヶ月先になってしまうので、木曜日の昼に最終的な判断が下された。

前日は興奮して眠れず、また船に乗っても二等船室だったので明るくて寝れず、翌朝の5時に三宅に着いた時はくたくただった。
船宿の主人が迎えに来て、車で宿に着き不要な荷物を置いて磯場に出かけた。

磯到着が6時過ぎ、最初の磯は低い磯で伊豆長作の左側に似た感じ、沖に向かった方は低く細い根がずーと長く伸びているが沖側へは行け無いし竿も出せない。
深さは竿1本強あり悪くない感じの磯。
第1投めウキがスーと走る。これは凄い。
どこに投げてもそれが続く。
棚を深くしても遠投しても浅くしても。
仕方なく、場所を変更しサラシの中を攻めてやっと20cmのメジナを筆頭に10cm、15cmのメジナを釣り上げて13時にギブアップしてしまった。
2日間の釣行で配合えさ2袋はすくなかった。
オキアミは2ブロックを宿で準備してくれたが配合えさは置いてないため持って行くのが重いので2袋で押さえてしまった。

結局、その為思いきってサバッコを振りまわす事や、メジナの食いを立てられなかった。そうですサバッコです。あいつがウキを引っ張るのでした。

15時に三宅の一級磯(離れ根?---添付写真で人がいる分)に着いたが波が高く、昨年秋にも結構バラシが有った と言うその脇の磯で竿を出した。ここは結構高くかどかけの上から竿を出す感じ。したがって掛けても抜き上げることになる。
さて、I君が第1投でサバッコを掛ける。
約1時間やったがさばさばさばーーーー

翌朝4時に起床して場所探しに出かける。東京からの船が着くまでに場所を取らないと良い思い は出来ない。しかし、海を見ると大荒れ昨日よりひどい。宿の主人は台風並と言っていった。


仕方なく磯を諦めて、海釣りガイドに40cm以下はリリースと載っていた防波堤(イガヤ)にいった。昨日40cmオーバーが釣れていてさばも居ないとの事で期待したが、コマセをまくと蝶々魚がわんさかと集まってくる。そのうち、本日船で到着した連中が釣り場所がなくこの防波堤に集まってきた。
いかにも素人と思われるグループが直径10cm以上のウキでかごを始めた。釣れるわけがないと思ったら40cm近いのが食ってきた。さらにそのグループの1人が35cm位のを釣り上げる。いずれも沖向かい。
今まで雑誌と昨日釣れたというテトラ側を諦めて沖に遠投すると、ムロアジが、さらに同じポイントを狙うと又来たが食いが浅く途中でばらしてしまった。
結局後3回バラシ(ハリ外れ2回、1.5号ぶっちぎり1回)て、ここでも20cmメジナだけで終了した。

帰りの釣り談義の中でAさんが言っていたが、素人集団の目茶目茶仕掛けでも釣れるのが三宅の凄いところだ。誰もが楽しく釣りが出来るこれが三宅の釣り。
1.5号でしか釣れないのは三宅ではない。今回は海が悪すぎた。

我々3人、心配していたクーラーの大きさもまったく問題無いほどの貧果だった。初めて買ったハリス4号をまた三宅で使いたいと、改めて思っている。