坪山

道は少しなだらかな登りになった。下写真の小ピークを登る。巻き道もあったが、今日は高度差が少ない分余力があった。しかし、得る物はなかった。巻いても良かったかも。そんな会話をしていると前方に大きらいな鉄砲打ちが居た。

話し声が大きかったので、すわトラブルと思ったが、相手から笑顔で会釈をされた。神奈川の鉄砲打ちより心にゆとりがあるらしい。彼が陣取った場所の上には山桜が満開だった。狩猟 人ではなく、花見を楽しんでいる風流人かもしれない。(10時半)

Tさんが『森が明るいですね』と、新緑に反射する光をとらえてそう言った。その言葉が春の森を現していて頷いた。右写真の『びりゅう館』への手作り道標があった。この辺りからツツジの木々が目立った。

10時40分右の道標に到着した。左側は針葉樹林で暗い林である。尾根も少し痩せた道になった。

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