菰釣山

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車道を登るがこれが意外に疲れる。何度か分かれ道を地図で確認し、キャンパー達の脇をすり抜ける。

こんな所でこれだけ大勢の人がいてもキャンプって楽しいのかなと思ったりした。でも、自分もキャンプから遊びが広がった事を思い出した。キャンプ中にやることが無く、時間を楽しく使う為,釣りを始め、それが昂じて磯に通い出した。

そんな事を考えていると登り口の看板があった。さっそく登り始めると前のページの「熊出没注意」の看板があった。今までの丹沢とは違う、熊との出合いの確立が相当高いと思った。

鈴でも付けようかと思ったが、少し歩くと人が居て沢で靴を洗っていた。どうも転んだようで泥だらけだった。

まあ、この人が歩いた後だから大丈夫と思い進んだ。するとミツバツツジの木が多いことにびっくり。ほとんどが葉っぱだけだったが、桧洞丸より多いかもしれない。

ツツジを探しながら進むと、直ぐに城ヶ尾峠に着いた。約70分位だった。登り始めの標高が700mでトップが1200mで僅か500mしかない。

こんな楽な山の登りが丹沢主稜で出来てしまうのにビックリした。これは誰でも楽しめる山だ。

頂上の案内図には信玄平への道は笹が背丈程あり崩れた個所もあり廃道となっていた。

頂きは雲が掛かりまわりの視界は良くない。それでも広い尾根道は楽しみながら歩ける場所だ。

手前の峰は油沢ノ頭等

途中アップダウンを繰り返し、中の丸に50分後に到着したが、ここから視界がよくなり富士山を見る事が出来た。

ぶな沢の頭からは登りが続いた、息も上がりやっとの思いで避難小屋まで到着した。

先客が宿泊簿を眺めていたが、富士山が見えているうちに頂きに立ちたいので挨拶をして急いだ。

10時20分に頂上に到着した。良い景観だが、らんぼうさんの記事の挿し絵とはチョット違った。どちらに行っても山中湖が写るのである。

これだけ早い時間だと頂上でゆっくりと時間が過ごせる。北アルプスや八ヶ岳も望める。

いいな−

しかし、富士山は10分もしないうちに雲に隠れてしまった。

竹の花と思われる

それでも日本200名山の御正体山やこれから進む油沢や石保土山を眺めて1時間近く過ごした。

ミツバツツジの花が咲いた時の景色を思いながら山伏峠から143号線を歩きもとの車の場所に16時に戻った。菰釣山から石保土山までは木立で周りは殆ど見えないが、時々富士の裾野が雲の切れ間から見えた。

上手くバスを使えばもっと楽に楽しめる山である。

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