八菅山を歩く |
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近くに住んでいながら一度も見た事のない火渡りと、1ヶ月以上も山を歩いていないのでリハビリを兼ねて八菅山に女房を連れて向った。 |
車が道路わきに沢山並んでいた。露天も出ていて正月以来のにぎやかさである。 |
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いつもなら男坂を行くのだが、体調不良はまだ続いている。心臓負担の少ない女坂を選択した。女坂を登りきると、火渡りの場所が設置してあった。 |
始まるのは12時、まだ1時間近く余裕がある。神社の脇を抜けて山頂に向った。年配のカップルが我々の前を歩いている。同じ格好になってしまった自分達を女房が笑う。 |
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この山頂は桜の本数は少ないが、赤い花が鮮やかだった。桜とは分からない私に、”花びら”と”がく”で私に説明する女房、豆知識ではとても敵わない。 |
お弁当を広げながら会話の弾んでいる山歩きグループが沢山いた。なかなか人気の山でもあるみたいだった。 |
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あっと言う間に頂上に到着、まだまだ時間が早いが引き返す。神社の屋根を見て『シャチホコが神社にあるのはおかしい』と言い出す女房。 |
12時まで時間をもてあまし、そして見やすい場所を確保。真近の所は人で埋っている。写真屋さんの多いこと。 |
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12時過ぎ、備え付けのスピーカーからほら貝の音が割れて聞こえる。全く雰囲気がない、情けない。女坂から修験者が登って来た。 |
修験者の紋きりの問答が行われ、法剣、斧、法弓と続いた。声がなかなか伝わらず途切れ途切れがスピーカーから流れる。 |
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斧作法 |
法弓 |
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クライマックスの護摩作法に及ぶ。火は5メートル以上も立ち上がり廻りにいた子供達は顔をかばった。護摩木が投げられ最高潮に達したとき、女房の携帯が鳴った。 |
長女の引越しのお手伝いの依頼連絡だった。火渡りは来年の楽しみにして娘の新居に急いだ。 |